まちや

下町はなごむ。何故か普段着の自分を出せる感じがする。しかし昔は一時的に、山の手(23区西部)にあこがれた若者は少なくない。

時には下町であることを隠すような見栄っ張りも今は卒業、誇れ!下町。


山手のふりしてあの子 割とやるもんだねと

言われ続けたあの頃 生きるのがつらかった

行ったり来たりすれ違い 千代田、京成、荒川線

いつか小田急、世田谷、成城は永遠の夢

今のこの木造も 私の物ではないわ

見栄で笑える噂 流して流されて

私町屋 昔から町屋

たとえあなたが信じてくれなくても

町屋これからも町屋

他の何処よりも私に似合う町

 

悲しいぐらいに私 いつもあなたの前では

気取ってみせるかまとと モツなんて知らない

上品振りした仕草 無理してとってみても

一人ぼっちの時には 肩の力抜く

誰も私の育ち 見ぬくことは出来ない

だからみんなにだけは隠していたかった

私町屋 昔から町屋

たとえあなたが信じてくれなくても

町屋 これからも町屋

他の何処よりも私に似合う町

 

私町屋 昔から町屋

たとえあなたが信じてくれなくても

町屋 これからも町屋

他の何処よりも私に似合う町

 

北海道男(きたみみちお)作