どうしても語りたくなる大谷翔平

 高齢の野球好きは「あー生きててよかった。」、若い野球ファンは「同じ時代でよかった。」、おば様連中は「結弦君と翔平どっちも息子だったらどうしましょう。」

 

 大谷翔平が見せてくれた世界は、あらゆる人々の野球と人間の可能性に対する見方を変えた。皆それぞれがどうしても語りたくなる。今のうちに語っておこう。

 

 今日(4月14日)現在、投手としては2勝、打者としては3ホーマー、三塁打、二塁打各1、打率は3割をはるかに超え打点も多い。

 二刀流と言う一世紀ぶりの挑戦と現在の数字を見てみるとそれだけですごいことなのだが、彼の凄さはそのプレー振りと一つ一つの内容だ。

 打たれ、失点し、そのまま崩れそうになる時からの立て直し能力、高目の速球を見せられた後の投手としては完璧な落ちる球をヒットにする力、内角えぐる速球のさばき方、そして並外れた脚力、滑り込み方も見事に格好いい。

 顔は可愛く、背が高くスマートで、仕草もキュート、物の考えはしっかりしていて人に対する優しさと敬意、その上目標管理、実現能力があって努力する。しかも悲壮感が無く常に笑顔。

 何という青年だ。大人も子供も「そうかこうやって野球が出来るんだ。これまでの常識はこれまでの常識であって、常識は新しく作れるものなのだ。」ということ、「人間は誰にも好かれて格好良く生きることもできるんだ。」ということを感じただろう。

 そしてそのことは今後の野球界全体に、二刀流が一つの選手のカテゴリーとして確立すべきもので、その活用方法の研究開発や評価等制度の改定等の必要性を問いている。

 また子供の教育についても様々な点で革命的な変化をもたらすのではないだろうか。

 まさに語りたくなる、語っていて尽きない選手(人物)だ。

 日米でのグッズなどの売り上げや、観戦ツアーなどの売り上げがうなぎのぼり、関連商品のオークション価格も高騰だそうだ、大谷関連ビジネスと言っていいだろう。新日本プロレスのレインメーカー オカダカズチカではないが、「金の雨が降るぞ!」。

 

 もし今何らかの理由で引退することなったとしても、記録より記憶という観点で見れば野球、人類の可能性を拡げたという功績で野球殿堂入りの価値すらある。

 だから私の中では今後どのような結果になろうが大谷翔平の価値とワクワクさせてくれた感動は忘れない(もちろん彼は今後も活躍し、とてつもない世界を見せてくれるであろうが)。

 大谷翔平、今日は明日の投手としての3度目の登板に向けての休養日。充分休養をとって欲しい反面、今日プレーが見られないのは寂しい、複雑だ。

 

 全米マスコミの手のひら返しも面白い。手のひら返し(to change one's attitude quickly)は、アメリカのマスコミだけではなく日本の政治家等でもおなじみだが、結果を見せられて負けを認めるだけに潔い。朝令暮改は決して悪いことでは無い。「改めるに躊躇するなかれ」だ。将来大谷翔平がちょっとスランプに陥った時の手のひら返しもあるのかないのか今から楽しみだ。

 

 北海道応援団を自称し、「なまらいいんでない会」を主宰している私から見ると、大谷翔平、田中マー君、ダルビッシュ、北海道ゆかりの選手がいなければ今日の大リーグは成り立たない! 北海道恐るべし! 大げさで短絡的ですかね。

 

 大谷翔平を見ると、昭和は遠くになったと感じる。昭和には「明治は遠くなりにけり」という言葉があった。しかし彼の存在は、昭和の人間の血流もよくしてくれている。

 現在64才、大谷翔平は私が死ぬまでワクワクさせてくれることだろう。

 ご両親、花巻東高校、日本ハム、栗山監督、エンジェルス、そして張さん ありがとう。

 

楽しめ大谷! 羽ばたけ翔平!

 

2018.4